『十三機兵防衛圏』レビュー 奥深いストーリーで伝説となったゲームを楽しもう!

Switch

Switch版の『十三機兵防衛圏』をクリアしました!

まずPS4版が発売されて、じわじわと人気が出たこのゲーム、ずっと気にはなっていたんですよね。

Switch版も発売されて、ますます人気が上がっているので、とにかくプレイしてみました。

プレイしてみて、なぜ神ゲーと呼ばれているのか、わかった気がします。

そんな『十三機兵防衛圏』のおもしろかったところ、気になったことなどを詳しくご紹介していきますね。

『十三機兵防衛圏』ってどんなゲーム?

本作は、ヴァニラウェアが開発したドラマティックアドベンチャーゲームです。

13人の主人公がそれぞれの運命に立ち向かいながら、機兵をあやつって破滅の未来にあらがっていく、という物語になっています。

13人の主人公が体験する物語を、自分の好きな順番でプレイしていくことができます。

本作は、発売当初はあまり売れていなかったのですが、圧倒的な物語のおもしろさがクチコミで広がり、現在では伝説的な神ゲーとしてゲーマーに認知されています。

『十三機兵防衛圏』のおもしろかった(よかった)ところ

奥深いストーリー

本作の追想編は、複数の時代にまたがって描かれる物語となっており、1985年(昭和)、1945年(第2次世界大戦中)、2065年(未来)といった幅広い時代を生きる13人の主人公の物語をかみ砕いていくという形になります。

そんな時代背景をバックに、タイムリープ、時間移動などのSF要素がふんだんに詰め込まれています。

すごく現実的な世界の中で、非現実なことがたくさん起きるようになっているにもかかわらず、作品としての違和感がありません。

そんな唯一無二の世界観にどんどん引き込まれていきます。

この時代のこの主人公の物語を見ていったあとに、別の時代の別の主人公の物語を見ていくと、その2つの物語がなぜか交差して、新たな事実が浮かび上がってきます。

物語の中で起きるひとつの事件でも、主人公の視点によって、複数の解釈が存在するという構成になっているので、多面的に物語を読み解いていく過程がとてもおもしろいですね。

謎と驚きの連続で、常にプレイヤーをひきつけてくれます。

この13人の主人公の物語は、第1章、第2章のように区分けされ、1つの章のプレイ時間が15分程度となっています。

どのキャラクターをどの順番でプレイするかは、ある程度自由に選べるようになっているのですが、各章の終わりは「このあとどうなるんだろう?」と続きが気になる終わり方をするので、僕はつい次の章を始めてしまいましたね。

まさにやめ時がわからなくなるゲームだと思います。

各キャラクターの個性も強く、人数が13人と多いのに、ゲームの途中では全員のフルネームを自然に覚えてしまうほどでした。

このキャラは、あまり好きじゃないな・・・ということも起こらず、全員のストーリーを存分に楽しめましたね。

バトルもなかなかおもしろい

本作のバトル(崩壊編)もなかなかの出来です。

13人の主人公が乗る機兵を操作して、迫り来る怪獣から拠点を守るというタワーディフェンスとなっています。(ステージごとに6人を選んで出撃)

大量に現れる敵を次々に倒していく爽快感が非常におもしろく感じられました。

操作する機兵は第1~第4世代という種類があり、近接攻撃に強い世代、中距離攻撃が得意な世代、支援が得意な世代など、色々な個性をもった機兵を適材適所配置して戦うということになります。

また、搭乗する主人公により、技やスキルが少しずつ違うようになっていて、戦略性も高いです。

さらに、ステージクリア時に手に入るポイントを使うことで、いろいろなスキルが手に入るようになったり、覚えている技を強化させていったりと機兵を育成する楽しみもあって、なんだかんだ熱中してしまいました。

ちなみに、この崩壊編(バトル)は一見難しそうに見えますが、実はわりとかんたんです。

いざとなれば、難易度調整もできますので、クリアできないのでは?という心配は無用ですよ。

『十三機兵防衛圏』をプレイしていて気になったこと

本作の悪い点を考えてみたのですが、これがほとんど見当たらないんですね。

本当によくできたゲームだと思います。

しいてあげるなら、13人という大人数のストーリーが、時系列もバラバラに進むので、話がわかりづらくなる場合もあるかな?という点くらいです。

ですが、これに関しても究明編というモードが用意されていて、ストーリーや登場人物を時系列に並べて整理したものを閲覧できるようになっているので、心配はないように思います。

大きな欠点がほとんど見当たらないゲームというのも珍しいです。

これも神ゲーと呼ばれるゆえんでしょうか。

まとめ

奥深いストーリーが秀逸で、プレイヤーに感動を与えてくれること。

バトル(崩壊編)もつい熱中してしまうおもしろさがあることなど、おすすめ要素は多いです。

本作は、ジャンルが特殊ですし、過去に例がない唯一無二のゲームだと思うので、購入するのは少し勇気が必要な作品かと思います。(僕もそうでした)

ですが、本作をプレイして得られる感動は本当に大きなものです。

できるなら、記憶を消して、もう一度プレイしたいと思えるほどです。

あなたが、まだ本作を遊んだことがないのであれば、ある意味うらやましいです。

これからこの絶品のストーリーを味わうことができるのですから。

機会があれば、ぜひとも手に取ってプレイしていただきたいと思います。

それでは、ここまでお読みいただいて、ありがとうございました。

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